【ドッグトレーナー直伝】犬のトイレしつけガイド|失敗しない方法とプロのコツ

大阪・兵庫を拠点に活動するドッグトレーナー原口です。
犬の管理栄養士の資格も持つ犬の専門家として、飼い主様一人ひとりに寄り添ったしつけサポートを提供しています。優しいアプローチと実績に裏打ちされたしつけ方法で、飼い主様とわんちゃんが安心して暮らせる環境づくりをお手伝いします。

犬を家族に迎えたら、まず初めに取り組みたいのが「トイレのしつけ」です。部屋で自由に過ごすためにも、外出先でも安心して連れて行くためにも、トイレの場所・タイミング・習慣を整えることは重要です。ここでは、ドッグトレーナーとして多くの飼い主さんと向き合ってきた経験から、子犬・成犬問わず活用できる「トイレしつけの全体像」「よくある失敗とその対策」「プロ視点のコツ」を詳しくご紹介します。

■ なぜトイレしつけが重要なのか

・快適な暮らしのために
トイレが定まっていないと、部屋中で粗相が起きて掃除が大変になるだけでなく、愛犬自身も「どこでしていいか分からない不安」が生まれます。しつけが整っていれば、飼い主さんも安心して自由に過ごせ、愛犬も落ち着いて生活できます。

・社会生活・外出時にも影響
ドッグカフェやペットホテル、出張トレーニングの場面で「トイレができているかどうか」は飼い主さん・施設側ともに安心材料になります。トイレのしつけができていれば、旅行や外出もスムーズです。

・ドッグトレーナー視点でのメリット
トイレトラブルを早期に解消できると、しつけ全体の信頼にもつながります。他のしつけ(お座り・待て・外出マナー等)にも影響を及ぼすため、まず「トイレ」を仕上げることが非常に効果的です。

■ トイレしつけの基本ステップ

ステップ1:必要なグッズを揃える
・トイレシート
・トイレトレー
・サークル・ケージ
・ご褒美(おやつ・声かけ)

ステップ2:トイレの場所・設置環境を整える
・寝床・食事場所から離れた静かな場所
・柔らかいラグやカーペットの近くを避ける
・徐々に範囲を狭める方法も有効

ステップ3:排泄タイミングを把握・誘導する
・床を嗅ぐ、くるくる回る、ソワソワなどがサイン
・月齢+1時間が排泄間隔の目安
・誘導時に声かけを使って習慣化

ステップ4:成功体験を積み重ねる
・成功時に3秒以内に褒める+おやつ
・繰り返すことで習慣として定着

ステップ5:失敗しても叱らず、環境・誘導を見直す
・叱ると「排泄=悪いこと」と誤認
・失敗は環境や誘導方法の改善サイン

■ 子犬(パピー)期のトイレしつけ

・お迎え初日から始める
・排泄間隔が短く、寝起き・食後が特にチャンス
・サークル内でトイレと寝床を明確に区分け
・目を離すときは必ずケージ・サークルに
・失敗は管理不足と捉えて対策を

■ 成犬からのトイレしつけ

・外でしか排泄しない習慣も改善可能
・既にある習慣を少しずつ変えていく
・室内トイレの匂いや素材を工夫
・マーキングや足上げ対策にはL字型トレーも有効

■ よくある失敗パターンとその解消法

・場所間違い:トイレ位置見直し
・トイレ上で出ない:スペース不足や環境不備
・成功していたのに粗相再発:ストレス・サイズ変化
・トイレを嫌がる:匂い・掃除・静けさを再チェック

■ ドッグトレーナーの+αコツ

・声かけコマンドの活用(例:「トイレ」「ワンツー」)
・成功直後の褒めとご褒美(3秒以内)
・排泄記録でタイミング把握
・静かな環境で設置、トイレを低く柵で囲うのもOK
・失敗分析を通じた改善サイクルの確立.(レコーディング)

■ まとめ

トイレしつけは「環境+誘導+成功体験」の積み重ねで成り立ちます。子犬・成犬を問わず、適切な方法で根気よく続けることが成功への鍵です。うまくいかない場合は、ドッグトレーナーなど専門家のサポートも検討しましょう。


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